IBM Rational Agent Controller バージョン 6.0.1 インストール・ガイド


Rational Application Developer バージョン 6.0.1/Rational Web Developer バージョン 6.0.1/Rational Software Architect バージョン 6.0.1/Rational Performance Tester バージョン 6.1.1 用

(c) Copyright IBM Corporation 2000, 2005. All Rights Reserved.


目次

Agent Controller のインストール

  • ハードウェア前提条件
  • サポートされるプラットフォーム
  • サポートされる JVM
  • インストール・ファイルの探索
  • ワークステーション (AIX、HP-UX、Linux、Windows、Solaris) への Agent Controller のインストール
  • 以前のバージョンの Agent Controller のアンインストール
  • Agent Controller のインストール
  • Agent Controller のサイレント・インストール
  • Windows ワークステーションでの Agent Controller の開始と停止
  • Windows 以外のワークステーションでの Agent Controller の開始と停止
  • Windows ワークステーションでの Agent Controller のアンインストール
  • Windows 以外のワークステーションでの Agent Controller のアンインストール
  • ワークステーションでの、複数の参照を持つ Agent Controller のアンインストール
  • OS/400 (iSeries) での Agent Controller のインストール
  • 以前のバージョンの Agent Controller のアンインストール
  • Agent Controller のインストール
  • OS/400 (iSeries) で の Agent Controller の開始と停止
  • OS/400 (iSeries) での Agent Controller のアンインストール
  • z/OS (OS/390) での Agent Controller のインストール
  • 以前のバージョンの Agent Controller のアンインストール
  • Agent Controller のインストール
  • z/OS (OS/390) での Agent Controller の開始と停止
  • OS/390 (z/OS) での Agent Controller のアンインストール
  • Agent Controller セキュリティー機能の使用
  • 既知の問題と制限事項
  • Agent Controller が Windows 以外のプラットフォームで始動に失敗することがある
  • インストール中およびアンインストール中のその他のエラー
  • カスタマー・サポート
  • 特記事項および商標

  • 特記事項
  • プログラミング・インターフェース情報
  • 商標

  • Agent Controller のインストール

    Agent Controller は、クライアント・アプリケーションによる ローカル・アプリケーションまたはリモート・アプリケーションの起動および管理を可能にしたり、 実行中のアプリケーションに関する情報を他のアプリケーションに提供できるようにするデーモンです。次のツールを使用するためには、 事前に Agent Controller を別にインストールしておく必要があります。

    注:


    ハードウェア前提条件


    サポートされるプラットフォーム

    Linux に関する注意: Agent Controller の Hyades Data Collection Engine 機能は、libstdc++-libc6.2-2.so.3 共用ライブラリーを使用してコンパイルされます。この共用ライブラリーが /usr/lib ディレクトリーにあることを確認してください。ない場合は、オペレーティング・システムの インストール・メディアに付属の RPM パッケージ compat-libstdc++ をインストールする 必要があります。

    OS/400 に関する注意: OS/400 (iSeries) 用の Agent Controller では、IBM XML Toolkit for iSeries (5733-XT1) をインストールする必要があります。iSeries のベンダー に問い合わせて、IBM XML Toolkit for iSeries を入手してください。

    z/OS に関する注意: z/OS (zSeries) 用の Agent Controller では、www.ibm.com/servers/eserver/zseries/software/xml/download/cparser_download.html で入手できる XML C++ Parser 1.4 for z/OS をイン ストールする必要があります。

    Agent Controller は以下のプラットフォームでテスト済みです。

    Agent Controller は以下のプラットフォームではテスト済みではありませんが、 これらのプラットフォームで稼働すると予想されています。


    サポートされる JVM

    一般に、Agent Controller は JVM バージョン 1.4 以上で機能します。 以下は Agent Controller がテストされた JVM バージョン (java -fullversion) です。


    インストール・ファイルの探索

    一時ディレクトリー に抽出した Agent Controller インストール・ファイル は、以下にリストしたディレクトリーにあります。


    ワークステーション (AIX、HP-UX、Linux、Windows、Solaris) への Agent Controller のインストール

    以前のバージョンの Agent Controller のアンインストール

    注:
    Windows および Linux (Intel IA32) ワークステー ションの場合のみ:

    バージョン 6.0 の Rational ソフトウェア開発製品で提供される Agent Controller ま たは Agent Controller バージョン 6.0.0.1 をインストールして いる場合、それらのバージョンは、Agent Controller バージョン 6.0.1 をインストールすると自動的にアンインストールされます。 他の場合はすべて、Agent Controller 6.0.1 をインストールする前に 、以前のバージョンの Agent Controller、または Hyades データ収集エンジン に由来するすべてのソフトウェアをアンインスト ールする必要があります。

    パラメーター -P hyadesdc_product.patch=True を使用することにより、Agent Controller バージョン 6.0 または バージョン 6.0.0.1 を最初にアンイン ストールすることなく、Agent Controller バージョン 6.0.1 をサイレント ・インストールできます。このメソッ ドを使用することにより、以前のインストール構成は、マイグレーションされ 、以前のインストール・パラメーターはすべて保存されます。次のコマンドを使用してください。

    Agent Controller のサイレント・インストールに関する詳細については、 以下の説明を参照してください。

    以前のバージョンのAgent Controller または Hyades データ収集エンジンに由来するソフトウェアがある場合は、 それを停止してアンインストールし、このバージョンの Agent Controller をインストールする前に、 除去されずに残ったファイルをすべてクリーンアップしてください。アンインストール後、以下のファイルが除去されずに 残る可能性があります。

    Windows:

    %RASERVER_HOME%¥*.* (Agent Controller がインストールされているディレクトリー)
    %SystemRoot%¥system32¥piAgent.dll (Windows の system32 ディレクトリー)
    %SystemRoot%¥system32¥LogAgent.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hcbnd.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hcclco.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hccldt.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hccls.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hcclserc.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hcclsert.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hcclsm.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hcjbnd.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hclaunch.dll
    %SystemRoot%¥system32¥hcthread.dll
    %SystemRoot%¥system32¥piAgent.dll
    %SystemRoot%¥system32¥rac.dll
    %SystemRoot%¥system32¥sysperf.dll
    

    Linux、AIX、HP-UX、Solaris:

    $RASERVER_HOME/* (Agent Controller がインストールされているディレクトリー)
    /usr/lib/libpiAgent.so (HP-UX では .sl)
    /usr/lib/libLogAgent.so
    /usr/lib/libhcbnd.so
    /usr/lib/libhcclco.so
    /usr/lib/libhccldt.so
    /usr/lib/libhccls.so
    /usr/lib/libhcclserc.so
    /usr/lib/libhcclsert.so
    /usr/lib/libhcclsm.so
    /usr/lib/libhcjbnd.so
    /usr/lib/libhclaunch.so
    /usr/lib/libhcthread.so
    

    Agent Controller のインストール

    1. 管理者 (または root) としてログインする。
    2. 該当するプラットフォームのインストール・ファイルを unzip したディ レクトリーにディレクトリーを変更する。
    3. setup.exe プログラムを実行する。Windows 以外のプラットフォームの場合は、 setup.bin を実行してください。
    4. 初期画面で「次へ」をクリックして先へ進む。
    5. インストールを続ける前に、すべての Eclipse プラットフォームを閉じる。「次へ」を クリックして先に進みます。
    6. ご使用条件を読む。
    7. 承認 (Approve)」を選択し、「次へ」 をクリックして先に進む。
    8. 既存の Agent Controller がある場合は、除去されることが通知される。「次へ」をクリックして先に進みます。
    9. Agent Controller をインストールするパスを指定し、 「次へ」をクリックして先に進む。
    10. インストールしたい Agent Controller 機能を選択する。

      次へ」をクリックして先に進みます。

    11. Agent Controller が使用すべき Java ランタイム環境 (JRE) 実行可能プログラム java.exe または java のパスを指定する。ここに入力された JRE が Java アプリケーションを起動するために、 Agent Controller によって使用されます。従って、インストーラー・プログラム によって事前入力された JRE パスを変更することができます。
      注:
      この時点で提供した JRE は、Agent Controller の実行と、 Agent Controller が Java アプリケーションを起動するための両方に使用されます。 ただし後で、これらの各機能について別々の JRE を使用するように Agent Controller を 構成することができます。詳しくは、Agent Controller のヘルプ・トピック「Agent Controller で 起動するようにアプリケーションを構成 」を参照してください。
    12. オプション: 「WebSphere Application Server のリモート・サポート」が選択された場合、IBM WebSphere Application Server、バージョン 5.0 (Windows のみ) および 5.1 のパスを指定する。
    13. どのホストが Agent Controller にアクセスできるかを指定する。次の中から選択できます。

      次へ」をクリックして先に進みます。

    14. 上記ステップ 9 で「セキュリティー」を選択した場合: セキュリティ ー設定を選択する。
      注:
      「任意のコンピューター」を選択した場合、セキュリティーは デフォルトで使用可能です (下記の「使用可能」を参照してください)。通信は、暗号化され、すべての接続は認証されます。セキュリティーを使用不可にするには、Agent Controller の資料を参照してください。

      次へ」をクリックして先に進みます。

    15. 要約画面で「次へ」をクリックして先に進む。
    16. インストールが完了したら、「終了」をクリックする。

    Agent Controller のサイレント・インストール

    セットアップ・コマンドと共に以下のパラメーターを使用して、サイレント・モードで インストール・プロセスを実行することができます。


    パラメーター 説明
    必要パラメーター  
    -silent
    
    インストーラーにサイレント・モードで実行するよう伝えます
    -P installLocation
    
    インストール・パスを指定します
    -W javaHome_win.path
    
    (Windows) java.exe 実行可能プログラムの完全修飾パスを指定します
    -W javaHome_unix.path
    
    (Windows 以外) java 実行可能プログラムの完全修飾パスを指定します
    -W hostList.type
    
    クライアントによる Agent Controller への接続方法を指定します (ALL、LOCAL、CUSTOM)
    • ALL: すべてのクライアントを許可
    • LOCAL: ローカル・ホストのみを許可
    • CUSTOM: クライアントのリストを許可 (-W hostListCustom.hosts パラメーターも必要)
    -W securityCustom.type
    
    (hostList.type="CUSTOM" の場合に使用) セキュ リティーをオンにするかどうか (true または false) を指定します
    • true: セキュリティーを使用可能にする (「-W securityCustomList.users」オプショナル・パラメーターも必要)
    • false: セキュリティーを使用不可にする
    -W securityLocal.type
    
    (hostList.type="LOCAL" の場合に使用) セキュリティーをオンにするかどうか (true または false) を指定します
    • true: セキュリティーを使用可能にする (「-W securityLocalList.users」オプショナル・パラメーターも必要)
    • false: セキュリティーを使用不可にする
       
    オプショナル・パラメーター  
    -W wasHome_win.was510path
    
    (Windows) IBM WebSphere Application Server 5.1 のインストール場所を指定します
    -W wasHome_unix.was510path
    
    (Windows 以外) IBM WebSphere Application Server 5.1 のインストール場所を指定します
    -W wasHome_win.was500path
    
    (Windows) IBM WebSphere Application Server 5.0 のインストール場所を指定します
    -W wasHome_unix.was500path
    
    (Windows 以外) IBM WebSphere Application Server 5.0 のインストール場所を指定します
    -W hostListCustom.hosts
    
    コンマで区切ってクライアント・ホスト名を指定します (hostList.type="CUSTOM" の場合)
    -W securityAllList.users
    
    (hostList.type="ALL" の場合に使用) Agent Controller に接続できるユーザーを指定します
    -W securityCustomList.users
    
    (hostList.type="CUSTOM" の場合に使用) Agent Controller に接続できるユーザーを指定します (securityCustom.type = "true" の場合)
    -W securityLocalList.users
    
    (hostList.type="LOCAL" の場合に使用) Agent Controller に接続できるユーザーを指定します (securityLocal.type = "true" の場合)
    -P hyadesdc_ibm_runtimeAnalysis_feature.active=false
    
    ランタイム分析機能をインストールしないことを 指定します (この機能はデフォルトによりサイレント・インストール中にインストールされます)
    注:
    非セキュア接続を使用して Agent Controller をサイレン ト・インストールする場合は、hostList.type="LOCAL" の場合、パラメーター -W securityLocal.type="false" を、 hostList.type="CUSTOM" の場合、-W securityCustom.type="false" を使用してください。 hostList.type="ALL" を選択した場合、セキュリティーは常に "true" に 設定されます。セキュリティーを使用不可にするには、Agent Controller の資料を参照してください。

    Windows の例:

    setup.exe
      -silent
      -P installLocation="D:¥IBM¥AgentController"
      -W javaHome_win.path="D:¥jdk1.4.1¥jre¥bin¥java.exe"
      -W wasHome_win.was510path="D:¥WebSphere5.1¥AppServer"
      -W wasHome_win.was500path="D:¥WebSphere5.0¥AppServer"
      -W hostList.type="CUSTOM"
      -W hostListCustom.hosts="host1,host2"
      -W securityCustom.type="true"
      -W securityCustomList.users="user1,user2"
     
    

    Windows 以外の例:

    setup.bin
      -silent
      -P installLocation="/opt/IBM/AgentController"
      -W javaHome_unix.path="/opt/java1.4.1/jre/bin/java"
      -W wasHome_unix.was510path="/opt/WebSphere5.1/AppServer"
      -W wasHome_unix.was500path="/opt/WebSphere5.0/AppServer"
      -W hostList.type="CUSTOM"
      -W hostListCustom.hosts="host1,host2"
      -W securityCustom.type="true"
      -W securityCustomList.users="user1,user2"
     
    

    応答ファイルの使用

    コマンド行にパラメーターを指定する代わりに、応答ファイル (例えば、 setup.rsp) を作成して上記パラメーターすべてを保管することができます。

    応答ファイルを使用してインストールするには、以下のようにします。

    Windows: setup.exe -silent -options d:¥temp¥setup.rsp

    Windows 以外: setup.bin -silent -options /tmp/setup.rsp

    Windows ワークステーションでの Agent Controller の開始と停止

    Windows 以外のワークステーションでの Agent Controller の開始と停止

    Windows ワークステーションでの Agent Controller のアンインストール

    Windows 以外のワークステーションでの Agent Controller のアンインストール

    1. インストール場所の _uninst ディレクトリーからプログラム uninstall.bin を実行します (例、/opt/IBM/AgentController/_uninst)。
    2. 画面の指示に従って、アンインストールを完了します。
    3. サイレント・アンインストールを実行するには、コマンド uninstall.bin -silent を使用します。

    ワークステーションでの、複数の参照を持つ Agent Controller のアンインストール

    Agent Controller v6.0.1 は、製品の複数のインスタンスが単一のワークス テーションにインストールされないようにします。独立型インストールにより、または製 品内の組み込まれたインストールとして、追加のインストールが実行されると 、Agent Controller は、新規のインストールを開始している製品の名前に対する参照を記録します。

    Agent Controller が、独立型インストールにより、または製 品内の組み込まれたインストールとして、複数回インストールされている場合、すなわち複 数の参照数が存在する場合は、最後の参照製品がアンインストールされた場 合 (この場合でも、最後の参照製品には、Agent Controller が必要) のみ Agent Controller はアンインストールすることができます。

    Agent Controller が別の製品にまだ必要とされているときにアンインスト ールを試行すると、アンインストールは進行せず、「この製品は他の製品から必要とされているため、アンインストールできません。」というメッセージを受け取ります。


    OS/400 (iSeries) での Agent Controller のインストール

    以前のバージョンの Agent Controller のアンインストール

    以前のバージョンの Agent Controller または Hyades データ収集エンジン に由来するソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールしてから、 このバージョンをインストールしてください。

    Agent Controller のインストール

    重要:OS/400 (iSeries) 用の Agent Controller では、IBM XML Toolkit for iSeries (5733-XT1) をインストールする必要があります。iSeries のベンダーに問い合わせて、IBM XML Toolkit for iSeries を入手してください。

    1. iSeries ホストに、HYADESDC という名前のライブラリーと IBMRAC いう名前の別のライブラリーを作成します。
      CRTLIB HYADESDC
      CRTLIB IBMRAC
      
    2. iSeries ホストの HYADESDC ライブラリーに、HYADESDC.SAVF という名前の 空の保管ファイルを作成します。
      CRTSAVF HYADESDC/HYADESDC
      
    3. iSeries ホストの IBMRAC ライブラリーに、IBMRAC.SAVF という名前の空の保管ファイルを作成します。
      CRTSAVF IBMRAC/IBMRAC
      
    4. iSeries ホストの IBMRAC ライブラリーに、IBMRTA.SAVF という名前の空の保管ファイルを作成します (Rational Web Developer を除く)
      CRTSAVF IBMRAC/IBMRTA
      
    5. FTP の BINARY モード転送を使用して IBMRAC.SAVF ファイルをインストール CD から、 iSeries ホストにある IBMRAC ライブラリーに追加します。
    6. FTP の BINARY モード転送を使用して HYADESDC.SAVF ファイルをインストール CD から、 iSeries ホストにある HYADESDC ライブラリーに追加します。
    7. FTP の BINARY モード転送を使用して IBMRTA.SAVF ファイルをインストール CD から、iSeries ホス トにある IBMRAC ライブラリーに追加します (Rational Web Developer を除く)
    8. 次のように入力して、 iSeries ホストにある HYADESDC.SAVF 保管ファイルを、HYADESDC ライブラリーに復元します。

      RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(HYADESDC) DEV(*SAVF) SAVF(HYADESDC/HYADESDC)
      
    9. 次のように入力して、 iSeries ホストにある IBMRAC.SAVF 保管ファイルを、IBMRAC ライブラリーに復元します。

      RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(IBMRAC) DEV(*SAVF) SAVF(IBMRAC/IBMRAC)
      
    10. 次のように入力して、iSeries ホストにある IBMRTA.SAVF 保管ファイルを、 IBMRAC ライブラリーに復元します (Rational Web Developer を除く)

      RSTOBJ OBJ(*ALL) SAVLIB(IBMRAC) DEV(*SAVF) SAVF(IBMRAC/IBMRTA)
      
    11. QShell を開始して、Integrated File System (IFS) 上に /opt/hyadesdc ディレクトリーを作成します。
    12. HYADESDC の保管ファイル HYADESIFS.SAVF を IFS ディレクトリー /opt/hyadesdc に復元します。例:

      RST DEV('/QSYS.LIB/HYADESDC.LIB/HYADESIFS.FILE') OBJ('/opt/hyadesdc/*')
      
    13. IBMRAC にある IBMRACIFS.SAVF 保管ファイルを、IFS ディレクトリー /opt/hyadesdc に復元します。 例えば、次のコマンドを 1 行で入力します。

      RST DEV('/QSYS.LIB/IBMRAC.LIB/IBMRACIFS.FILE') OBJ('/opt/hyadesdc/*') ALWOBJDIF(*ALL)
      
    14. IBMRAC にある保管ファイル IBMRTAIFS.SAVF を IFS ディレクトリー /opt/hyadesdc に復元します (Rational Web Developer を除く)。 例えば、次のコマンドを 1 行で入力します。

      RST DEV('/QSYS.LIB/IBMRAC.LIB/IBMRTAIFS.FILE') OBJ('/opt/hyadesdc/*') ALWOBJDIF(*ALL)
      
    15. Agent Controller をインストールしたら、 インストール場所の bin ディレクトリー /opt/hyades/bin に ディレクトリーを変更し、次を入力してセットアップ・スクリプトを実行します。

      ./SetConfig.sh
      
    16. 画面上のプロンプトに従って、Agent Controller を構成します。

    OS/400 (iSeries) で の Agent Controller の開始と停止

    1. Agent Controller を開始するには、HYADESDC および IBMRAC ライブラリーを ライブラリー・リストに追加します。
      ADDLIBLE HYADESDC
      ADDLIBLE IBMRAC
      
    2. 以下を入力して RAStart ジョブを実行依頼します。

      SBMJOB CMD(CALL RASERVER) JOBD(RASTART)
      
    3. Agent Controller を停止するには、以下を入力して RAStart ジョブを停止します。

      ENDJOB JOB(RASTART)
      

    OS/400 (iSeries) での Agent Controller のアンインストール

    1. HYADESDC および IBMRAC ライブラリーを除去します。
    2. IFS ディレクトリー /opt/hyadesdc (すべてのサブディレクトリーと ファイルを含む) を除去します。

    z/OS (OS/390) での Agent Controller のインストール

    以前のバージョンの Agent Controller のアンインストール

    以前のバージョンの Agent Controller または Hyades データ収集エンジン に由来するソフトウェアがある場合は、それを停止してアンインストールしてから、 このバージョンをインストールしてください。

    Agent Controller のインストール

    重要: z/OS (zSeries) 用の Agent Controller では、www.ibm.com/servers/eserver/zseries/software/xml/download/cparser_download.html で入手できる XML C++ Parser 1.4 for z/OS をイン ストールする必要があります。

    1. UNIX(R) システム・サービス・シェルで、Agent Controller をインストールしたい ディレクトリーに移動します。/usr/lpp/ ディレクトリーにインストールすることをお勧めします。
    2. インストール・イメージ ibmrac.os390.paxtptpdc.os390.pax、および ibmrta.os390.pax (Rational Web Developer を除く) をインストール・ディレクトリーに転送します。
    3. Agent Controller ファイルを抽出するために、 次のコマンドを実行します。

      pax -ppx -rf ibmrac.os390.pax
      
    4. ディレクトリーをインストール・ディレクトリーの /usr/lpp/IBM/AgentController に変更し、以下のコマンドを入力してテスト およびパフォーマンス・ツール (TPTP) Agent Controller ファイルを抽出します。

      pax -ppx -rf ../../tptpdc.os390.pax
       
      
    5. ディレクトリーをイ ンストール・ディレクトリーの /usr/lpp/IBM/AgentController に変更し、以下のコマンドを入力 してランタイム分析拡張機能を抽出します (Rational Web Developer を除く)

      pax -ppx -rf ../../ibmrta.os390.pax
      
    6. インストール bin ディレクトリー /usr/lpp/IBM/AgentController/bin にディレクトリーを変更し、次を入力してスクリプトを実行し、Agent Controller ライブラリーへのリンクを作成します。

      ./createLinks.sh
      
    7. UNIX(R) システム・サービス・シェルで以下のコマンドを発行して、Agent Controller 共用オブジェクト・ファイルをプログラム制御にします (注: Rational Web Developer では、最初のコマンドのみを発行します)。

      extattr +p /usr/lpp/IBM/AgentController/lib/*.so
       
      

      extattr +p /usr/lpp/IBM/AgentController/plugins/com.ibm.rational.pd.probekit/lib/*.so
      
    8. Agent Controller をインストールしたら、 インストール場所の bin ディレクトリー /usr/lpp/IBM/AgentController/bin に ディレクトリーを変更し、次を入力してセットアップ・スクリプトを実行します。

      ./SetConfig.sh
      
    9. 画面上のプロンプトに従って、Agent Controller を構成します。

    z/OS でのデータ・チャネル使用法:

    serviceconfig.xml ファイル内で大きな dataChannelSize を設定するには、ご使用のマシンの共用メモリー・セグメントの最大サイズ設定を増やす必要があります。それには、BPXPRMxx parmlib メンバー内の IPCSHMMPAGES 値を増やします。この値は、データ・チャネルに許可される 4K ページの最大数です。例えば、dataChannelSize を 32M にしたい場合には、IPCSHMMPAGES を 8192 より大きい値に設定します。

    Agent Controller に多数のエージェントとの同時通信を許可するには、 BPXPRMxx parmlib メンバー内の IPCSHMNSEGS 値を適切な値に設定します。この値は、 各アドレス・スペースの接続共用メモリー・セグメントの最大数を指定します。デフォルト値は 10 なので、これを 50 に増やす必要があります。

    Agent Controller の使用するデータ・チャネルについて詳しくは、 Agent Controller のオンライン・ヘルプ情報を参照してください。

    z/OS BPXPRMXX parmlib メンバーの詳細およびその更新方法については、 「IBM z/OS MVS(TM) 初期設定 およびチューニング 解説書」を参照してください。

    z/OS (OS/390) での Agent Controller の開始と停止

    注: RAServer では、libjvm.so などの実行可能ライブラリーを含む JRE のディレクトリーを LIBPATH 環境変数に追加する必要があります。 例えば、IBM JRE 1.4.1 を 使用している場合、LIBPATH 変数は次のように設定されます。

    export LIBPATH=/usr/lpp/java/IBM/J1.4/bin/classic:/usr/lpp/java/IBM/J1.4/bin:$LIBPATH
    

    OS/390 (z/OS) での Agent Controller のアンインストール


    Agent Controller セキュリティー機能の使用

    以下のリストには、すべてのプラットフォームで Agent Controller のセキュリティー機能を使用するためのヒントが含まれています。


    既知の問題と制限事項

    このセクションでは、Agent Controller のインストールおよびアンインストールに関する既知の問題と制限について説明します。 特に記載がなければ、以下の情報は Agent Controller をサポートするすべてのオペレーティング・システムに適用されます。

    Agent Controller が Windows 以外のプラットフォームで始動に失敗することがある

    Agent Controller は Windows 以外のプラットフォームで始動に失敗し、 以下のメッセージが表示されることがあります。

    RAServer が始動に失敗しました。(RAServer failed to start.)
    

    この障害は通常、TCP/IP ポート 10002 が空いていないために起こります。Agent Controller はデフォルトでこのポートを listen します。 Agent Controller が開始されたときにシステム上で別のプロセスがこのポートを使用しているか、 または Agent Controller が停止され、その後再始動されたばかりで、 ポートがまだ解放されていないことが考えられます。

    Agent Controller が開始に失敗した場合は、以下の方法で開始することができます。

    インストール中およびアンインストール中のその他のエラー

    インストールまたはアンインストール中にエラーを検出する場合は、 実行中のプロセスによって Agent Controller のオブジェクト・ファイルがロードされるためだと考えられます。 オブジェクト・ファイルが確実に変更されるように、以下の操作を行なってください。

    1. Rational ソフトウェア開発プラットフォーム製 品をシャットダウンします。
    2. Java Profiling Agent または J2EE Request Profiler のいずれかを含む、すべての java.exe プロセスを終了します。

    カスタマー・サポート

    製品ニュース、イベント、サポート、およびその他の情報については、 以下の製品ホーム・ページにアクセスしてください。


    特記事項および商標


    特記事項

    本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。 日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。 本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

    IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書による情報の提供は、これらの特許権について実施権を許諾することを 意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

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    IBM World Trade Asia Corporation
    Licensing



    以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。 IBM および その直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの 状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の 瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものと します。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が 禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

    この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。 本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 製造元は、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、 予告なしに改良または変更を行うことがあります。

    IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うことのない、 自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとします。

    本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムと その他のプログラム(本プログラムを含む)との間での情報交換、 および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、 本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

    Intellectual Property Dept. for Rational Software
    IBM Corporation
    3600 Steeles Avenue East
    Markham, Ontario
    Canada L3R 9Z7

    本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

    本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他の ライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、 IBM より提供されます。

    この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。 そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

    IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、 他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

    IBM の将来の方向または意向に関する記述については、 予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

    本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。 これらの名称はすべて架空のものであり、 名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。


    プログラミング・インターフェース情報

    プログラミング・インターフェース情報は、プログラムを使用して アプリケーション・ソフトウェアを作成する際に役立ちます。

    汎用プログラミング・インターフェースにより、お客様はこのプログラム・ツール・サービスを含むアプリケーション・ソフトウェアを書くことができます。

    ただし、この情報には、診断、修正、および調整情報が含まれている場合が あります。診断、修正、調整情報は、お客様のアプリケーション・ソフトウェアの デバッグ支援のために提供されています。

    警告: 診断、修正、調整情報は、変更される場合がありますので、 プログラミング・インターフェースとしては使用しないでください。


    商標

    以下は、IBM Corporation の商標です。

    Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

    Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。

    Intel および Pentium は、IBM Corporation の商標です。

    UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。

    Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。

    他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。